「川の環境学習会」を開催しました。[2013年08月06日]
身近な川に生息する水生生物やその水質を調べることにより、子供たちが自然環境に関心を抱いてもらうよう、当一般財団主催の「川の環境学習会」を8月6日に開催しました。 今年の「川の環境学習会」には、5歳の男の子を最年少に県内の小学2生から6年生と中学生、その保護者の方々約30名が参加しました。 今年は各地で記録的な豪雨が発生し開催が危ぶまれましたが、当日は天候に恵まれ川に入って生物を採取するには絶好の日になりました。
第一地点目の狐川(JR花堂駅前)では、ふだん川に入ることのない子供たちは、やや濁った川におっかなびっくり入っていましたが、第二地点目の一乗谷川(朝倉氏遺跡近く)では、川にも慣れ元気よく楽しそうに採集していました。狐川では、カワニナ、ヌマエビ、アメリカザリガニ、メダカが採集され、一乗谷川では、ヒゲナガカワトビゲラ、オナガサナエ、コオニヤンマ、キイロカワカゲロウ、ヒラタドロムシが採集されました。
室内学習では、採集した水生生物の名前を調べそこに生息する生物からみた水質について学習し、狐川と一乗谷川の水質の違いについて理解したことと思います。また、簡易水質検査キットを用いて、今回調べた川の水、洗濯の排水、家庭用浄化槽処理水のCOD(化学的酸素消費量)を測定し、それぞれの水質の違いについて数値で確認しました。